40歳手前で急性心筋梗塞にかかってしまいました。LDL(悪玉コレステロール)は元から普通よりも高く、リスクがあるって病院の先生からも言われていましたが、薬である程度下がってた(と言っても高かったですが・・・)し、生活習慣病なんてなるわけない、なるとしてももっと先の話って思ってたので、自分自身びっくりしたし、生まれて初めて本当の意味で死ぬかもしれないという恐怖を感じ、家族や友人や仕事の関係者の方々にも大変な心配をかけることとなりました。
拾った命を無駄にしないために、今回私が体験したことを備忘録として記事にして、この記事が私と同じような境遇の方やリスクを抱えておられる方、不安に思われている方の一助になれば幸いです。

適切に処置してくださった先生や院内でのサポートをしてくださった看護師の方々、仕事のサポートをしてくださった上長や同僚、何より家庭を支えてくれる家族には本当に感謝しかありません。
異変の始まり:まさか私が心筋梗塞に?
きっかけはほんとに些細なことで、突然やってきました。元々私はLDLが普通より高く、1ヶ月ほど前から本格的に生活習慣を改めるべく毎日youtube動画の有酸素運動と筋トレを合わせて30分ほど行っていたんです。実際に効果もあり、食事改善も相まって、1ヶ月で5kgほど体重も落ちてきたことが嬉しくもあり、その日も”今日も頑張るぞ!”って意気込んで運動を始めました。
突然の胸の苦しみ、違和感
いつものように20分ほど有酸素運動を行って、心拍数が整うまで休憩した後、腹筋トレーニングを6分ほど行いました。いつもならば終了後数分で息も整ってくるはずが、なぜかいつもと違う胸が締め付けられるような苦しみと違和感がありました。
初めは過呼吸かと思って、ビニール袋を顔にかぶせてたんですが、一向に良くならず、冷や汗も止まらないしで嫁さんが救急車を呼んでくれました。私は過呼吸で救急車なんて呼ばなくてもって思ってたんですが、当時身に着けていたスマートウォッチの脈拍が通常と同じだったので嫁さんは過呼吸とは何か違うと確信があったようで、この判断で私の命が救われたと思っています。
- 胸が締め付けられるような感覚(胸が苦しい感じ)
※苦しい感覚の強さはムラがありました。 - 冷や汗
救急搬送、そして緊急手術へ
救急隊の方が駆けつけていただき、症状と持続時間を伝えたところ、過呼吸とは異なるようだと言われ、救急車にて心電図を取ることになりました。そして、心電図に異常があることがわかり、心筋梗塞が疑われるため緊急搬送されることに。
病院に到着後の検査で、心筋梗塞であることが確定したため、そのまま緊急手術を行うことになりました。ベッドに転がったまま治療に関するリスクを記載した書類にサインをして、処置室へ・・・治療内容はカテーテルを使用した冠動脈形成術でした。
カテーテル挿入部の局所麻酔だったので、手術中も意識はあり、胸の苦しみに耐えながら絶対にここで死んでたまるか!って強く思っていました。
その他、初めての手術でいろいろ経験しましたので、下記に記載します。
カテーテルは痛くない
手術内容の説明で局所麻酔と聞いたとき、全身麻酔じゃないの?って思い、痛みとか無いのかな?って不安な思いがありましたが、全く痛くありませんでした。ただ、意識ははっきりしていたので、体の中を何かが通り抜けていく感覚はありました。
排尿の処置
正直ここが一番きつかったですが、手術中及び数日間は絶対安静でベッドから動けないため、直接排尿できるように管を通す必要があり、管を通す処置の際はちょっとした拷問かと思いました。しかしながら、通した後は尿意も感じなくなったので不思議な感覚でした。
生きていた!九死に一生を得た瞬間
手術中意識ははっきりしていたものの、何度か意図せず意識を失っていたようで、先生の処置が終わりましたよって言葉で目が覚めました。目が覚めた時にはもう胸の苦しみもすっかりなくなっており、ああ、生きてた・・・って思うことができたと同時に、処置していただいた先生と看護師の皆さんに感謝の思いがあふれてきました。(手術は3時間ほどかかりました。)

私的には、眠ってしまったくらいの感覚だったのですが、先生の話では結構危険な状態の時もあったそうで、話を聞いて改めて助かってよかったと思いました。
手術後には家族とも面会することができ、その時の嫁さんや子供たちの顔を見たときに心配かけて申し訳ない気持ちと本当に生きててよかったって気持ちでいっぱいになりました。
心筋梗塞とは

そもそも心筋梗塞とはどういう病気でしょうか?私自身も若干勘違いしていた部分があり、今回を期に勉強しましたので、紹介します。
突然、心臓に起こる“血管のつまり”
心筋梗塞は、心臓の筋肉に血液を送る冠動脈という血管が、何らかの原因で突然詰まってしまう病気です。この血管が詰まると、酸素や栄養が心臓の筋肉(心筋)に行き渡らなくなり、その部分の心筋が壊死してしまいます。また、一度壊死してしまった心筋は元に戻ることはありません。

私は、心臓内部の血液の流れが止まる病気と思っていましたが、今回そうではないことを知りました。
動脈硬化が主な原因
冠動脈が詰まる原因の多くは、動脈硬化です。動脈硬化とは、血管の内側にコレステロールなどが溜まって血管が硬くなり、狭くなることです。この狭くなった血管が破裂すると、血栓ができ、血管が完全に詰まってしまうのです。

私の場合、LDLが200前後と通常の目標値の2倍近くでしたので、通常より早く動脈硬化が進んでしまったと思われます。
発症のサインを見逃さないで
心筋梗塞の主な症状は、突然現れる激しい胸の痛みです。胸が締め付けられるような、押さえつけられるような痛み、息苦しさ、冷や汗、吐き気などを伴うこともあります。これらの症状は数十分以上続くことが多く、放っておくと命に関わります。少しでも異変を感じたら、すぐに救急車を呼ぶことが何よりも大切です。

私の場合は痛みというより苦しみという表現の方が近かったです。この異変を嫁さんがいち早く察知してくれて、救急車を呼んでくれたおかげで助かったと言っても過言ではありません。
緊急処置の内容:私の命を救った医療
今回緊急で私に行われた治療はカテーテルによる治療(冠動脈形成術)です。心筋梗塞のような冠動脈の病気に対する代表的な治療法で、どういった内容の治療だったのか紹介します。※詳細については専門のお医者さんに聞いてくださいね。
カテーテル治療(冠動脈形成術)とは?
胸部を切開する外科手術とは異なり、局所麻酔を行った後、手首や足の付け根の血管からカテーテルと呼ばれる細い管を挿入し、心臓の血管の詰まった部分まで誘導して治療を行います。バルーン形成術、ステント留置術の順番で治療を行っていきます。
カテーテル治療は、体にメスを入れる必要がないため、患者さんへの負担が少なく、回復も早いというメリットがあります。但し、リスクゼロというわけではないので、その点の理解は必要です。
バルーン形成術
カテーテル治療の最初のステップが、バルーン形成術です。カテーテルの先端に小さな風船(バルーン)が付いたものを、血管の狭くなった部分まで進めます。そして、この風船を膨らませて、血管の内側から血管の狭くなった部分を押し広げ、血液の通り道を確保します。
しかし、この方法だけでは血管が再び狭くなってしまう(再狭窄)可能性があるため、次の「ステント留置術」と組み合わせて行われることがほとんどです。
ステント留置術
バルーンで血管を広げた後、その部分を内側から支えて再狭窄を防ぐために、ステント留置術が行われます。ステントとは、網目状の金属でできた小さな筒のことで、このステントを冠動脈の内部に入れて内側から補強します。
ステント留置術の後は、ステント内が再狭窄しないよう血液をサラサラにする飲み薬を飲み続ける必要があります。

私の場合、コレステロールを下げる薬等も含めて、今後は毎朝10錠の薬を飲み続けないとなりません。
ここまでのまとめ:心筋梗塞は突然起こる

私自身がこんな病気にかかるかと他人事にとらえていましたが、心筋梗塞はある日突然やってくる病気で、かつ誰でもかかりうる恐ろしい病気です。今回の私の体験が、皆さんの健康への意識を高めるきっかけになれば幸いです。
また、心筋梗塞は突然襲ってきますが、早期に適切な処置を受ければ助かる可能性があります。胸の激しい痛みや締め付けられるような感覚、息苦しさ、冷や汗などが心筋梗塞の代表的なサインですので、これらの症状が数十分以上続く場合は、すぐに救急車を呼んでください。このブログを通して、皆さんが心筋梗塞について少しでも理解を深め、もしもの時に冷静に対応できるようになることを願っています。
次回以降は手術後の病院内での生活の様子や退院までに行った検査、試験等、今後の生活で意識すること等についてお伝えできればと思います。


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