一昔前までは、洗濯って昼間にして夜前に取り込むのが当たり前でしたが、現在では生活スタイルの変化に伴い夜に洗濯を行うことが多くなっています。かくいう私も平日は仕事の都合で夜に洗濯をすることが多いのですが、では、夜に洗濯することって実際どうなのでしょう?今回は、夜に洗濯を行う上でのメリット、デメリット、夜に洗濯した場合は外干し、部屋干しのどちらがいいかなどについて調べてみました。

実際子育てしていると昼間に干せないことも多いよね(^_^;)

夜なら私もいるし2馬力で干せるよ(⌒∇⌒)
夜に洗濯して干すってどうなの?

時間の都合で夜に洗濯せざるを得ない状況が多いのですが、夜洗濯することって調べてみると案外いろんなメリットがありました。ここでは、夜に洗濯するメリットとデメリットについて詳しく解説します。
夜に洗濯するメリットは?
夜に洗濯するメリットをまとめると以下になります。
- 夜に洗濯すると朝の家事に余裕ができる
- 夜に洗濯すると風呂の残り湯が使える
- 夜に洗濯すると電気代が安くなる
見てみると時間的なメリットだけでなく、経済面でもメリットがあるのがお分かりになると思います。以下でそれぞれの項目について解説します。
◇夜に洗濯すると朝の家事に余裕ができる
これは時間的なメリットになります。夜に洗濯をして干しておくことで、朝に行う家事が1つ減ることになるので時間と心に少しゆとりができます。昔に比べれば洗濯機も便利になっていて洗濯自体はそこまで労力がかからなくなっていますが、干す作業は昔も今もあまり変わりませんので、ここが朝の時点で終わっているのはかなり嬉しいですね。
◇夜に洗濯すると風呂の残り湯が使える
風呂の残り湯を使って洗濯することを考えると、夜に洗濯する場合は、昼間に洗濯する場合に比べていい効果が見込めます。一つ目はお風呂上りに行うことによって、雑菌の繁殖が少ない状態の残り湯を使えるため衛生的であること。二つ目は、お湯も冷めていない状態ですので、洗剤の洗浄成分がよく働くことで汚れがよく落ちるというメリットがあります。

衛生面が気になる人は水道水でいいと思いますよ。
水道代と相談してね。
◇夜に洗濯すると電気代が安くなる
また、洗濯機を動かす際の電気代も深夜料金でカウントされるため、電気代は安く済ませることができます。1回あたりの金額は微々たるものでも、それを毎日続けることで大きな効果が期待できます。
夜に洗濯するデメリットは?
上記のように意外といろいろなメリットがある夜の洗濯ですが、当然デメリットも存在します。夜の洗濯のデメリットをまとめると以下になります。
- 洗濯物が乾きにくい
- 洗濯機を夜動かすと、騒音トラブルになる可能性が
- 地域住民に負のイメージ
やはり、夜なので周りの方への配慮が必要ということですね。以下でそれぞれのデメリットについて解説します。
◇洗濯物が乾きにくい
太陽が出ていないところに干すわけなので当然乾くのは遅いです。季節によっては生乾きの状態になることもあるので、雑菌の繁殖により服が臭くなってしまうリスクがあります。
◇洗濯機を夜動かすと、騒音トラブルになる可能性が
アパートやマンションなどの集合住宅では夜に洗濯機を動かすことで周りの住人から騒音がうるさいとトラブルになる可能性があります。洗濯機を動かす時間などは考えて、周りに配慮することが必要です。
◇地域住民に負のイメージ
古い考え方の方が多い地域では、夜に洗濯ものを干すことでだらしない家だと思われる可能性もあります。また、地域ぐるみで防犯対策として夜に洗濯ものを干さない方針の地域もあるようなので注意が必要です。

今時そんな人いないと思うけど・・・
夜の洗濯物って外干し、部屋干しどっちがいいの?

さて、そんな夜の洗濯ですが、洗濯機で洗濯した後はどこに干すのがいいのでしょうか?ここでは外干しと部屋干しのメリット、デメリットについて詳しく解説し、それぞれの干し方について比較検討します。
洗濯物を外干しするメリットは?
洗濯物を外干しする際のメリットを下記にまとめます。
- 洗濯物が部屋干しより乾きやすい
- 洗濯物が夜は排気ガスで汚れにくい
- 洗濯物が夜だと日焼けしない
やはり、一番のメリットは乾きやすいことですね。また、夜に洗濯物を干すこと特有のメリットとして、排気ガスや日光の影響を受けないということもあります。それぞれのメリットについて詳しく解説します。
◇洗濯物が室内干しより乾きやすい
外気にさらすことになりますので、部屋で干すよりも乾きやすくなります。早めに乾かしたいときにはいいかもしれませんね。
◇洗濯物が夜は排気ガスで汚れにくい
昼間に比べ交通量は少ないので、道路に面した家に住んでいる方は夜に干したほうが、排気ガスなどの有害な物質が洗濯物につくことを抑えることができます。
◇洗濯物が夜だと日焼けしない
昼間に洗濯物を干した場合は、日光の影響で洗濯物が日焼けして色が変わってしまう場合がありますが、夜に干せばそのあたりの心配は無くなります。
洗濯物を外干しするデメリットは?
メリットに続いて外干しする際のデメリットについて以下にまとめます。
- 虫が洗濯物に卵を産み付ける可能性がある
- 洗濯物の盗難、放火される問題がある
- 雨が降った時に気が付きにくい
防犯上の問題や、虫に関する問題が多いようです。また、昼間に干す場合もそうですが外干しは天気に左右されますね。そのあたりを気にされる場合は外干しは控えたほうがいいかもしれませんね。それぞれのデメリットについて詳しく解説します。
◇虫が洗濯物に卵を産み付ける可能性がある
洗濯物は少し湿っていて、かつ光が反射した際に虫が寄り付きやすくなります。そういった虫が洗濯物に付いたり、中には卵を産み付ける虫もいるようです。少しぞっとする話ですが、タンスにしまっていた洗濯物で虫の卵が孵化する場合もあるようなので、虫が苦手な方には外干しはお勧めできません。

虫はほんと無理!

もしいたら私が対処しますよ(`・ω・´)ゞ
◇洗濯物の盗難、放火される問題がある
一昔前までは、近所のつながりも強く、地域ぐるみでの防犯意識も強かったイメージですが、現在では近所のつながりも薄くなっているところが多い印象です。そういった中で、洗濯物の盗難や洗濯物に放火する輩も増えているので、夜に洗濯物を外干しするのは注意が必要です。
◇雨が降った時に気が付きにくい
これは昼間に干す場合にも言えることですが、家の中にいると外の天気の変化に気づきにくく、いつの間にか雨が降っていて、せっかく洗濯したのにやり直したということが起こります。また、家にいればまだいいですが、出かけているときに雨が降ってしまった場合は最悪ですよね。
洗濯物を部屋干しするメリットは
続いて洗濯を部屋干しする場合のメリットについてまとめます。
- 天候に左右されず、時間帯も気にしなくていい
- 花粉やホコリなどで洗濯物が汚れない
- 人目を気にすることなく干すことができる
部屋干しなので、人目を気にすることなくいつでも好きな時に干すことができ、天候も気にする必要がありません。また、外干しに比べて洗濯物にゴミが付きにくいのもメリットですね。以下でそれぞれについて詳しく解説します。
◇天候に左右されず、時間帯も気にしなくていい
部屋の中なので、天候を気にする必要が全くありません。ただ、風通しを良くするために窓などを開けている場合は話が別で、雨が降ってきた場合などはすぐに閉める必要があります。また、干す時間についても自分の自由にできるので自分のライフスタイルに柔軟に対応することができます。
◇花粉やホコリなどで洗濯物が汚れない
外に比べれば花粉やホコリなどが洗濯物に付くリスクは格段に低くなります。しかし、部屋自体が汚ければ意味ありませんので、定期的な清掃は常に心がけましょう。

最近花粉症なのでこの点はポイント高いですね
◇人目を気にすることなく干すことができ、防犯にもなる
家の中だけですべて完結できますので、人目を気にする必要もありませんし、洗濯物が盗難される心配や、放火される心配も低くなります。
洗濯物を部屋干しするデメリットは?
洗濯物を部屋干しする際のデメリットについて以下にまとめます。
- 洗濯物が生乾きになる可能性がある
- 運気が下がるという意見も
部屋干しの宿命ともいえますが、外干しに比べればやはり洗濯物が乾きにくくなってしまいます。一部では運気が下がるともいわれいるようです。以下で詳しく解説します。
◇洗濯物が生乾きになる可能性がある
部屋干しは外干しに比べて、風の通りもあまりないため圧倒的に乾きにくいです。洗濯物が湿っている状態が長く続くと内部で雑菌が繁殖し、洗濯物が臭くなってしまいます。
◇運気が下がるという意見も
一部では、洗濯物を部屋干しすると運気が下がるのでやめたほうがいいともいわれていますね。私はあまり、そのあたり信じていませんが、そういったことを気にされる場合、部屋干しはお勧めできません。
夜に洗濯する際のテクニックを紹介!

さて、そんなメリット、デメリットのある夜の洗濯ですが、いくつかテクニックを使うことでデメリットを軽減したり、無くしたりすることができます。以下ではそれらのテクニックについて詳しく解説します。
洗濯物を干すときに扇風機を活用する
部屋干しする時のテクニックになりますが、洗濯を干すと同時に洗濯物に向けて扇風機の風を送ってやることで、外干しのように外気に触れている状態を作り出し、乾くのを早めることができます。

エアコンをドライ設定にしてもいいと思います
洗濯物の水分を減らすために乾燥機を活用する
洗濯機に乾燥機能が付いている場合にのみ使用できる方法ですが、脱水後に乾燥機で5分ほど乾燥させるだけでも乾燥までにかかる時間が格段に短くなると言われています。急ぎで乾かさなければならない場合は使用してもいいかもしれません。

私はしわが付くとまずい服は部屋干し、バスタオルとか生乾きだと匂いが付きやすいものは乾燥機等、ものによって乾かし方を変えています
洗濯物はすぐ干す
洗濯機で洗濯した洗濯物を長時間そのまま放置していると、洗濯物に雑菌が繁殖してしまうため、洗濯が終わった後は速やかに干すようにしましょう。
洗濯物のすすぎは水道水で行う
お風呂の残り湯を使用する場合は最初の洗濯の時のみに限定し、すすぎを水道水で行うことで洗濯物に雑菌が付くのを防ぐことができます。
部屋干し専用の洗剤を使用する
部屋干しする際のテクニックとして、部屋干し専用の洗剤を使用することもいいですね。部屋干し専用の洗剤には殺菌、除菌、抗菌作用のある薬品が含まれているので、通常の洗剤に比べて、雑菌の繁殖をかなり抑えることができます。
タイマー機能を利用してタイミングを調整する
上述の洗濯物はすぐ干すに関わることでもありますが、現在の洗濯機にはタイマー機能が付いているものが多いので自分がすぐに干しに行けるタイミングに時間をセットしておくことで効率よく洗濯を行うことができるようになります。
定期的に洗濯槽を洗う
これは昼も夜も関係ないですが、洗濯槽は定期的に清掃することをお勧めします。ぱっと見てきれいだったとしても、洗濯槽の裏側には汚れやカビが付いてることもあります。そういったものを放置していると、余計に洗濯物が雑菌まみれになってしまいますし、場合によっては洗濯機自体が故障する可能性もあります。

私はオキシクリーンを使っています
どっちがいいかは自分と周りの環境次第

さて、今回は夜に洗濯する場合にメリットデメリットについてご紹介しました。どの場合にもメリット、デメリットがありますので絶対にこれがベストだとは言えませんが、自分の住んでいる環境、自分の周りの環境、自分のライフスタイルなどを総合的に判断して最適な方法を見つけてくださいね。今回の記事が少しでもその判断の材料になれば幸いです。
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