きゅうりだけじゃない!8月に旬を迎える「隠れた夏野菜」の驚くべき栄養価

「夏野菜」と聞いて、何を思い浮かべますか? きゅうり、トマト、ナス…定番の野菜はたくさんありますが、実は8月には、食卓を豊かに彩る「隠れた夏野菜」が旬を迎えるのをご存知でしょうか?

これらの野菜は、一般的な夏野菜に負けないどころか、時にそれらを上回るほどの驚くべき栄養価を秘めています。今回は、そんな見過ごされがちな「隠れた夏野菜」にスポットを当て、その魅力と健康効果を深掘りしていきましょう!

クラもん
クラもん

最近私も健康のため朝昼晩の三食全てで野菜を食べるようにしているので、季節毎の旬の野菜に興味が出てきて調べてみました。

1. モロヘイヤ:エジプト王も愛した「万能野菜」

「王様の野菜」とも呼ばれるモロヘイヤは、8月に最盛期を迎える、まさに栄養の宝庫です。あのクレオパトラも美容のために食していたという逸話があるほど、その栄養価は群を抜いています。

驚きのβ-カロテン含有量:

緑黄色野菜の代表格であるほうれん草のなんと約2.4倍! β-カロテンは体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜の健康維持、免疫力向上、視力維持に重要な役割を果たします。

豊富なビタミンC:

抗酸化作用が高く、美肌効果や免疫力アップに貢献します。

カルシウムと食物繊維:

骨や歯の健康に欠かせないカルシウム、そして腸内環境を整え便秘解消に役立つ食物繊維もたっぷり。あの独特のネバネバは、水溶性食物繊維によるもので、胃の粘膜保護にも役立つと言われています。

おひたし、スープ、炒め物など、幅広い料理に活用でき、手軽に栄養をチャージできます。

2. オクラ:ネバネバが健康の証!「緑の宝石」

独特のネバネバが特徴のオクラも、8月が旬の隠れた実力派野菜です。その見た目からは想像できないほど、多様な栄養素を含んでいます。

水溶性食物繊維「ペクチン」の宝庫:

モロヘイヤと同様、このネバネバ成分がコレステロール値の低下、血糖値の急上昇抑制、腸内環境の改善に役立ちます。コレステロールが人より高い私にとっては救世主かもしれません。

葉酸:

胎児の正常な発育に不可欠な栄養素として知られ、貧血予防にも効果的です。

ビタミンK:

骨の健康維持に重要な役割を果たし、血液凝固にも関与します。

カリウム:

体内の余分なナトリウムを排出し、むくみ解消や高血圧予防に効果が期待できます。

さっと茹でて和え物にしたり、天ぷらにしたり、輪切りにしてスープに入れるなど、食感も楽しめます。

3. 空芯菜:シャキシャキ食感がたまらない!「熱帯のほうれん草」

沖縄料理や中華料理でおなじみの空芯菜も、8月に旬を迎えます。シャキシャキとした歯ごたえが特徴で、「熱帯のほうれん草」と呼ばれるほど、栄養価が高い野菜です。

鉄分:

貧血予防に不可欠な鉄分が豊富に含まれています。特に女性には積極的に摂ってほしい栄養素です。

β-カロテン、ビタミンC、E:

強力な抗酸化作用を持つこれらのビタミンをバランス良く含み、アンチエイジングや生活習慣病予防に役立ちます。

カルシウム:

骨や歯を丈夫にするだけでなく、精神の安定にも寄与します。

炒め物やスープ、おひたしなど、様々な調理法で楽しめます。特に、にんにくと一緒に炒めると風味が引き立ち、食欲をそそります。

4. つるむらさき:独特の風味と栄養が魅力!「緑のサプリメント」

つるむらさきも、真夏の暑い時期に元気を与えてくれる隠れた夏野菜です。独特のぬめりと香りが特徴で、まさに「緑のサプリメント」と呼ぶにふさわしい栄養価を誇ります。

豊富なミネラル:

カルシウム、鉄、カリウム、マグネシウムなど、現代人に不足しがちなミネラルをバランス良く含んでいます。特にカルシウムはほうれん草の約3倍と豊富です。

ビタミンA、C、E:

これらも抗酸化作用が高く、夏の紫外線ダメージから体を守るのに役立ちます。

食物繊維:

腸内環境を整え、デトックス効果も期待できます。

おひたしやごま和え、炒め物など、加熱するとぬめりが増し、まろやかな味わいになります。

隠れた夏野菜で、夏の食卓をもっと豊かに!

きゅうりやトマトも素晴らしい夏野菜ですが、今回ご紹介したモロヘイヤ、オクラ、空芯菜、つるむらさきといった「隠れた夏野菜」も、夏の健康をサポートする上で非常に重要な役割を担っています。

旬の野菜は、栄養価が最も高くなるだけでなく、その時期に体が求める栄養素を豊富に含んでいます。食欲が落ちがちな夏だからこそ、これらの栄養満点な隠れた夏野菜を積極的に食卓に取り入れて、暑さに負けない体づくりをしてみてはいかがでしょうか。

スーパーで見かけたら、ぜひ手に取ってみてください。きっと新しい美味しさと、体の内側から湧き上がる活力を感じられるはずです!

コメント

  1. 池田剛士 より:

    (速報)京都大学医学部附属病院 よりお詫びと訂正(2025年3月21日)- 公共メディアじゃんぬ –
    〔訂正〕
    京大病院広報124号において、 オクラには、ムチンが含まれている旨説明しておりましたが、
    オクラにムチンは含まれておらず、また、植物全般にムチンは存在しません。
    誤った記述がございましたので、ここに訂正いたします。
    【参考】公益社団法人 日本食品科学工学会『食品工業辞典』(日本食品工業学会編、昭和54年・第1版発行)における用語解説の訂正
    https://www.kuhp.kyoto-u.ac.jp/relation/publish.html

    #じゃんぬねっと
    #渡邊渚

    • YTkuramon1108 より:

      池田剛士様

      ご指摘いただきありがとうございます。
      また、投稿した記事に誤った内容が含まれており申し訳ありません。

      記事については修正させていただきましたので
      ご連絡いたします。

      クラもん